低GI食品が話題になった昨今、セカンドミール効果なんて言葉も出てきました。新しい言葉だとなんか難しそう…なんて思われるのでは無いでしょうか? 今回はセカンドミール効果について理解しつつ、食事の取り方を賢くする術を学んでいきましょう。
そもそも「セカンドミール効果」って?
セカンドミール効果とはGIの第一人者であるとカナダ・トロント大学のジェンキンス博士が発表した考え方です。最初にとる食事(ファーストミール)が、セカンドミール(すなわちセカンドミール)後の血糖値にも影響を及ぼすことが知られて言います。 1回の食事をするとき野菜を最初に食べると食後の血糖値が上がりりにくくなります。セカンドミール効果は1回の食事の食べる順番ではなく、1回目の食事と2回目の食事の食べる内容に目を向けたものです。
例えば、朝食にAさんはお米とお味噌汁、Bさんはパンとコーンスープを飲んだ場合、3時間後に食べる昼食が同じでも、昼食後の血糖値の上昇具合が変わるということです。
ファーストミールには何を食べるといいの?
まだ研究段階ではありますが、おおむねおススメとされているのは豆類の食材です。 例えば、納豆や豆乳、大豆焼き菓子です。
1日の1食目に大豆焼き菓子、せんべい、何も食べないに3グループに分け、3時間後にはそれぞれ同じ食事を摂取した研究がありますが、大豆焼き菓子グループにはセカンドミール効果が現れたそうです。また、愛知学院大学での研究によれば、豆乳や納豆にて同じような研究をした際に、セカンドミール効果が現れたそうです。この研究からは不溶性の食物繊維が関与する可能性が示唆されてます。
ただ、同研究グループが実施した、豆腐を用いた実験においてはセカンドミール効果が見られなかったようです…朝食の量やほかの栄養素の影響があるのではといわれていますが、まだ研究段階ということでしょう。 基本的には粘質物が消化・吸収を遅らせ、食後の血糖の上昇をおさえることができる食物繊維を多く含む、大豆などの食品がよさそうです。 手軽に取り入れられるものとしては、納豆、豆乳のスムージー、SOYJOYといったところでしょうか?いつもの食事の何かの代わりに加えてみてはいかがでしょうか?
まとめ
まだ明らかになっていないことも多いセカンドミール効果です。しかし、ファーストミールで血糖値上昇を抑制すると、セカンドミールを摂取した後の血糖値の上昇反応も改善することについては、数多く報告されています。糖質の少なく、食物繊維の多い食品を多く食べる、バランスよく…という考え方を守ることが大事といえます。普段、すぐお腹が空いてしまう人や血糖値が気になる人はセカンドミール効果を気にしてみてはいかがでしょうか?