ダイエットをしていくうえで、有酸素運動を継続させるにはことは非常に重要です。近年、膝や腰に負担になりにくいということで水中での運動も注目を浴びていました。そこで今回は水中での有酸素運動としてだれでも取り組めるアクアビクスをご紹介していきたいと思います。
アクアビクスって?
エアロビクスという運動はご存知かと思いますが、アクアビクスはその水中バージョンだと思っていただければと思います。
もともと、アクア(水)とエアロビクス(有酸素運動)を組み合わせた和製英語であると言われており、水中で行う有酸素運動(水泳を除く)を総称してアクアビクスと呼ばれています。
- 【アクアビクスのメリット】
- 地上での運動より、少しの運動で多くのカロリーを消費できる
- 浮力のおかげで身体への負担が少なく、ケガをしにくい
水中という特殊な条件(水の抵抗や浮力、水圧など)を活用することで、老若男女問わず運動を楽しむことができます。
音楽をかけながら、インストラクターの動きに合わせて身体を動かしていくのが一般的です。
最近では、水中に自転車エルゴメーター(フィットネスバイク)を置き、水中で自転車こぎをしたりするものもあり、運動の幅が広がっています。
アクアビクスのダイエット効果とは?
ダイエットを考える上では、消費カロリーとその運動の継続性が重要かと思います。
アクアビクスの消費カロリーについて
運動の消費カロリーを考えるときはメッツを使用します。
運動強度の単位で、安静時を1とした時と比較して何倍のエネルギーを消費するかで活動の強度を示したもの。メッツとは運動や身体活動の強度の単位です。安静時(横になったり座って楽にしている状態)を1とした時と比較して何倍のエネルギーを消費するかで活動の強度を示します。
歩く・軽い筋トレをする・掃除機をかけるなどは3メッツ、速歩・ゴルフ(ラウンド)・自転車に乗る・子供と屋外で遊ぶ・洗車するなどは4メッツ、軽いジョギング・エアロビクス・階段昇降などは6メッツ、長距離走を走る・クロールで泳ぐ・重い荷物を運搬するなどは8メッツといったように、様々な活動の強度がすでに明らかになっています。
引用:厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト
アクアビクスの運動強度は軽いもので5.3~5.5メッツ、ややきついものですと6.8メッツとなっております。
参考:身体活動のメッツ表
消費カロリーを計算するには、
エネルギー消費量(kcal)=メッツ×時間(時)×体重(kg)
で計算することができます。
例えば、70㎏の人が30分、ややきついアクアビクスをした場合、
6.8メッツ×0.5時間×70kg=238kcal
となります。
アクアビクスの継続性について
個人的な感覚ですが、ジョギングが7.0メッツくらいなので同じくらいの強度ということになりますが、アクアビクスのほうが負荷なくできる気がします。
運動自体の継続性は高いと思いますが、プールが必要であり、指導者がいたほうが継続しやすいと思います。
その点では、ややハードルのある運動ではないでしょうか?
一人でやるのであれば、水中ウォーキングなどを音楽聞きながらやるのが一番簡単なアクアビクスかもしれません。
防水機能のあるヘッドホン一体型ウォークマンもあるので、音楽聞きながらリズムに合わせて水中ウォークするのもよいですね。
まとめ
身体への負担が少なく、消費カロリーも多いアクアビクスは、普段あんまり運動しない方でも取り組める運動としておすすめです。
プールが必要など、ハードルはややありますが、無理なく継続できる運動ですし、水中という特殊な環境が、身体に対して新しい刺激を与えてくれるので、新鮮な気分にもなってよいのではないでしょうか?