ファスティングとは?そのやり方とダイエット効果について

ファスティングで身体の中をきれいにしよう!という言葉をよく見るようになりました。酵素ファスティングだったり、ファスティングダイエットも出てきたりと巷ではちらほら流行っているみたいです。
今回は、そもそもファスティングって何?というところから、そのやり方、ダイエット効果までご紹介したいと思います。

ファスティングとは?

いわゆる断食のことをファスティングといいます。断食をすることで食べ物の消化や分解をする必要がないので内臓を休ませることができ、機能を回復させることができます、また、消化等に活用していた体内の「潜在酵素」をもれなく代謝に回すことで、体内に蓄積した毒素を効果的に解毒・排泄することが可能です(デトックス効果)。つまり、ファスティング(断食)とは体内の大掃除・メンテナンスをすることになります。
断食や絶食と聞くとラマダンとかを思い出す方も多いと思います。実は宗教的な行事として行われていたり、ヨガの精神統一の方法として活用されていたりしています。近年は健康の観点からも効果があるのではと注目されている分野です。

 

ファスティングの効果とは?

 

1.疲れた内臓や細胞のリフレッシュ

食べ物で溢れ、トランス脂肪酸など消化しにくい成分も多い現代の食事を、頑張って消化吸収している内臓への負担を一時的に軽くしてあげることで、腸内環境を整え、内臓器官の活性化、免疫力の向上を促す事ができます。実際の研究では、飢餓状態になるとオートファジー(自食作用)という細胞を新しい状態に維持する浄化システムが働き易くなると言われており、細胞内の毒素を排除し、異常なたんぱく質をためにくくすることができると言われているようです。

2.味覚が変わる

これは実際に試してみてきづいたのですが、味覚が鋭くなります!
舌には味を感じる器官として味蕾(みらい)といわれる味細胞が存在しています。普段は、濃い味や化学調味料、タバコなどで味蕾が平坦にされていき、味の感じ方が鈍くなっています。一度断食することで、味蕾が修復され、味を感じやすく、そして、脳に伝えやすくなると考えられます。
フルマラソン走ったあとに出てくる小さなドーナッツがとても甘く感じるのと同じ減少かと…(疲れてるのもありますがw)

3.ダイエット効果が見込める

もちろん数日間はほとんど固形物を食べないため、体重が落ちます。ただ、固形物がないだけなので、本当のダイエット効果はその後に現れる便通改善が主な内容でしょう。腸内環境がメンテナンスされることで、消化器官が活性化し、便通が良くなります。それがダイエットへ好影響を与える事になります。痩せる目的で取り組むというよりは、内臓の健康維持のために取り組んだ結果、副次的に少し痩せれる…といったイメージになるかと思います。

ファスティングのやり方

最近のファスティングは、完全な断食というより、酵素ドリンクやサプリメントなどを活用し、必要最低限の栄養素は摂りながら行うものが主流のようです。

【基本概念】
・固形物は取らない
・長くファスティングすると危険なので2〜3日程度にする

【ファスティングの流れ】※2日間の場合

 

<準備期間>開始2日前〜前日

ファスティングを行う日数と同じくらいの日数を準備期間とします。
徐々に体調を整えるため、和食を中心とした食事を行います。脂質の少ない食事を心がけ、身体の中の脂質を徐々に抜いていきます。
ファスティング前夜はいつもの夕食の7〜8割り程度にし、お腹の準備を整えておきます(ここでバカ食いしてはだめです)。

<ファスティング初日>

初日の朝起きたら、まずはコップ1杯(200mlくらい)の白湯を飲み内臓を温めてあげましょう。ファスティング中でなくても言えることですが、朝に白湯を飲むと、眠っている内臓をゆっくり起こして上げることができるのでおすすめです。
※なるべくであれば、消毒のために入っている塩素も毒素になるため、沸騰させ、5分くらい沸かし続けたもの冷ましてを飲むと良いでしょう。

<ファスティング中>

ファスティング期間中は基本的に固形物は摂取しません。朝昼晩は、酵素ジュースか野菜ジュースを食事代わりに、それ以外の時間は水で過ごします。水の摂取が少なくなると便秘がちになるので、こまめに飲むといいでしょう。
これを2日間頑張って続けます。

<ファスティング回復期>

ファスティングが終わると翌日からは回復期になり、ご飯(固形物)を食べる事ができます。いきなりガツンと食べたいところですが、ここは慎重に…
油ものやたくさん食べたり…などいきなり胃腸に負担を与えると逆に消化不良で体調を崩しやすくなります。特に脂肪を消化する酵素の量は、普段油ものを食べないことで減少するので、最初は脂質が少なくお腹に優しいものから始めましょう。
いわるゆる復食と呼ばれる、おかゆなどが望ましいです。
回復期の朝も、白湯で胃腸の準備運動をし、朝は温かいスープ、お昼はスープとおかゆ、夜はおかゆと味噌汁といったように徐々に固形物をやしていきます。2日目から野菜の煮物や白米、豆腐などを食べることで固形物の硬さも徐々に上げてきます。
期間としてはファスティング期間と同じくらいの日数をとりましょう。

回復期は脂っぽいものももちろんですが、カフェインやお酒(アルコール)なども避けたほうがいいです。空腹時のアルコールが効くのは周知の事実ですが、カフェインなども吸収しやすくなっています。量が多くなることで悪影響がでるものは回復期移行にしましょう。

では、ファスティングはいつやるのか?

自分の体調や生活リズムに合わせる必要があります。
体調が悪いときに取り組んでも逆効果ですので…
私は平日が仕事なので、休日に実施することが多いです。休日であれば食事もコントロールしやすいし、仕事に影響がでないのでおすすめです。
やはり継続(定期的)に実施することが重要です。ある程度タイミングを決めて年に2〜3回を目安に取り組んでみてはいかがでしょうか?

まとめ

飽食の現代において、食べれないということはほとんどありません。その反面、たくさんの量を食べたり、身体にあまりよくないものを食べたりで内臓には負担がかかっています。自分の内臓を定期的にメンテナンスしてあげるためにも、ファスティングは取り組んでみてもよいのではないでしょうか?

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